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最高経営責任者を文字通り体現されている最後の戦中世代
![]() | 毎日が自分との戦い―私の実践経営論 |
高尚で豊かな面白さを教えてくれます。
なぜ、カントリーリスクを避けるのか、敵対的買収をしないのか、株や土地などへの投資をしないのか、アナリストや広告会社とつるまないのかということが端的に金川千尋氏の人生経験から得られた血の通った実体験を通して理解させてくれる。まさにタイトル副題どおり「私の実践経営論」となっている。題材は至って日常的なことですが、その日常に半歩だけ踏み込んで、どれだけ我々が物を見ていないか気付かせてくれる希有の本。
特に、ある程度「社会」を知った大人にお勧めします。。経営本というと、その時流行しいているジャーゴンを散りばめただけで無内容なアナリストの商売としての経営本か、その時持て囃されている社長のご自慢話を窺うものばかりで辟易していたが、そのような経営本とは一線を画している。
金川社長は直接的には語られていないが、冒頭の戦争体験のみならず端々に語られるガダルカナルの喩え、山本五十六氏の言の引用など、経営とは戦争に例えられるものであること、そして信越化学をただただ超一流の企業へと育て上げることは、金川千尋氏の敗戦体験に対する復讐戦であることがひしひしと感じられ、情緒的な書き方は一切なされていないにかかわらず恐ろしいまでの迫力ある一冊となっている
![]() | 毎日が自分との戦い―私の実践経営論 |



