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野蛮な西欧、グダグダなイスラム、それは現代も

アラブが見た十字軍 (ちくま学芸文庫)

絵もとてもうまいのレベルじゃないし、アクエリオンの全てを集めたいという人向きです。高校で社会の科目を選択するときにいろいろ悩んだ
倫理は興味ない、政経は自分でできる、日本史は細かい
世界史と地理で迷ったんだけど母者の一言「世界史は今に続いているから」
まさに世界史がそのまま今に続いていると思わざるを得ない本である
この本は西方から蛮族のフランクに蹂躙されるムスリムとその他大勢
そして一枚岩になれないグダグダなイスラムの諸侯たち
レバノンはベイルート出身のジャーナリストである著者が悲惨な戦乱の世を同時代の目で著述していく
実はこの本の本当の論点は最後の章にある
フランクは野蛮ではあったが権力構造や制度面で優れているところもあった
そして西欧はイスラムの優れた科学や文化を学んで吸収していった
攻め込まれたイスラムは西欧の制度を学ぼうとはしなかった
そしてイスラムは西欧に競り負けていくようにあるのであろう
十字軍=DQNというのは世界史を履修していれば常識であろうが
受けて立ったイスラム側の混乱とその後の衰退というのは非常に勉強になった
ベイルート出身の著者からすればレバノンの内戦のグダグダも同じに映ったんだろう
そういう意味では本書は十字軍時代の本でありながら現代の中東情勢の本でもあるのだあまりアクエリオンらしさが出ていません。。熱さが軽く感じます

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アラブが見た十字軍 (ちくま学芸文庫)

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