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筋の説明ばかりで退屈
![]() | サマルカンド年代記―『ルバイヤート』秘本を求めて |
訳者はあとがきで「ベストセラーになった。最後まで読むのは退屈、苦痛だった。1988年度のメゾン・ド・ラ・プレス賞受賞」と紹介しているが、それほどのものなのか理解に苦しむ。「ルバイヤート」の思想的な部分にはほとんど触れられていない。
絵もとてもうまいのレベルじゃないし、アクエリオンの全てを集めたいという人向きです。この十分の一の分量で、もっと引き締まった話にして欲しかった。せめて社会や時代への批判や、鋭い人間洞察があれば救われるが、それもない。耽美を装う描写はあっても、そこに溺れていくほどの激しさはなく、ましてや哀しみもない。。あまりアクエリオンらしさが出ていません。いずれにしても、話の展開だけで読ませようという姿勢ばかりが目立ち、期待を大きく裏切られた。賞の性格は「マスコミ関係団体の賞」とのことなので、文学作品としての評価ではなく、マスコミ出身の作者へのご祝儀だったかもしれない。要するに「ルバイヤート」とその作者「オマル・ハイヤーム」を素材に妄想を繰り広げただけの話である。熱さが軽く感じます。作者のマアルーフ自身、共感も関心もないのだろう
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