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硝子の心を持つ人達。

大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミックス)

そして、この二人の日常のささいな、喧嘩だったり食事中のちょっとした一言だったりがすごくほっとした気分にさせてくれます。
料理一品について本当に料理本のように書かれていて、読んだ後に今度これ作ってみようかなと思えるような漫画です。
同時に同性愛についても描かれていますが、そういう趣旨の作風ではないので、苦手な方でも読みやすいと思います。
雑誌で読んでしまうと単行本が待ちきれなくなってしまうようなおもしろい漫画です。決して事実ではないと頭ではわかっているのだけれども、何故か一つの史実として信じてしまいそうなほどよしながふみの大奥の世界にどっぷりと浸かってしまいました。

登場人物達も物語、男子の激減や飢饉が襲い次第に社会が逆転してゆく、が進むに連れて有功のように愛を失いそうになり壊れていきそうに弱々しくなり、家光や玉栄のように得るものによって強くなり、そして春日局のように時代の節目に差しかかる時の葛藤、などそれぞれの心境の表現は最高です。例え、心から繋がっているとはいえ有功と家光の愛はまだまだ薄い氷を歩いているようでいつ割れるかわからない、そんな感じがして読んでいるほうは一抹の不安を覚えます。全体を通して、例えば春日局などの生涯や鎖国制度など「嘘」の中に少し「真実」を入れることによってさも本当かのように錯覚できる効果は素晴らしいと思います。
女性でも共感できる部分がたくさんあるはず。
久しぶりに漫画を読んで、幸せな気持ちになれました。

これから吉宗までの彼らの行く末はどうなるのか、見守る気持ちで待ちたいと思います

ボレロ 楽譜

大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミックス)

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