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シャンソンの話が面白い
![]() | パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 (307‐1)) |
これを読んだあと、ただスーパーでフランスパンを買って来て、
カリっと焼いてバタをたっぷり塗って食べるだけで
本当にほんわかとした気分になれてしまう、ロマンティックな本。私の料理本好き、レシピブック好きはこの本から始まったといっても
決して過言ではない、そんな心に残る一冊です。
石井女史の言葉をかり、頭の中で自分の想像力を膨らませて
お腹いっぱいにできるのがステキです。そうした体験を生かし、パリの料理の話、さまざまなシャンソン歌手の話をしてくれている。
前半の料理の部分は月並みだし、現在では時代遅れとしか思えない部分が多い。
レシピを試しても試さなくても、お料理が好きでもそうじゃなくても
女史の軽快で飾りのない文章に自然と引き込まれていくと思います。音楽の裏に隠れた人間性にも踏み込んでいて巧みだと思う。シャルル・トルネ、ジョセフィン・ベーカーなど高名な歌手との交流が飾らずに描かれており、引きつけられるものがあった。
フランス、ドイツでシャンソン歌手として活躍し、帰国後は音楽事務所を設立して世界から歌手や音楽団を日本に呼ぶ仕事をしていた著者。
この本は図解や詳しい写真がないところがいい。
後半の音楽の話が興味深い。
ずっと大切にしたい一冊です。新たに加えられた章がある。
![]() | パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 (307‐1)) |



